大傑作。

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦の本は『太陽の塔』と『四畳半神話大系』を読んだ。どちらも大好きな小説だ。今回も「おともだちパンチ」「酒と泪と男と男」「閨房調査団」など,愉快な言葉が出てきてよろし。ジョニーも相変わらずだ。
ジェラルド・ダレル(p.80)! 『虫とけものと家族たち (集英社文庫)』は傑作だった。ヒロインと同様に,続編の『鳥とけものと親類たち (集英社文庫)』は読んでないような気がする。 amazonで検索したら,マーケットプレイスで1000円以上するなあ。『積みすぎた箱舟 (福音館文庫 ノンフィクション)』が福音館書店から新訳で出ているので,もしかしたら上記2冊も新訳で手に入るようになるかもしれん。というわけで,『積みすぎた箱舟』をウィッシュリストに入れた。
『夜は短し……』は爆笑できる小説だが,上品というか奥ゆかしさが好ましい。全体的にかわいらしいよ。……ここまで書いてまったく伝わらなかったかもしれないが,恋愛小説である。